CATEGORY:家族のこと
2009年07月07日
困った本

図書館で娘が借りてきた本「ロージー、いえでをする」です。うさぎのロージーのおかあさんは、弟である赤ちゃんのお世話に大忙し。ロージーがママとケーキを焼きたくても、赤ちゃんが寝ている間に少しでも休みたいのです。
ロージーはママを休ませてあげようと、騒ぎ始めた弟を外に連れ出し、弟の世話をしながらブルーベリーも摘むのですが・・・。
毎晩子供たちをふとんにいれながら、絵本を読むのですが、娘はこのロージーに何か思うことがあったのでしょうか。ロージーと同じセリフ、「ママは私のことなんかいらないんだ。」などと言い出したのです。鼻を真っ赤にしてぽろぽろと大粒の涙をながしながら訴えるのです。もちろん、「そんなことないよ。」と私は言うのですが、「だって弟ばかりに優しくするもん。」といいます。
ひ~、そんなこと言うときが来たか!と思いながら抱っこしようとするのですが、右手は当の弟がおねえちゃんにとられまいと必死にしがみついています。
やっとの思いで台所に戻っても、娘は涙の訴えを続けにきます。抱っこしても抱っこしてもまだ足りないと言いたげで、結局ちょうど帰ってきた主人に抱っこされながら泣き泣きふとんへ戻っていきました。
この本でおもしろいのは、こんなに小さな子供なのに、自分で荷物をバッグにつめてから、家を出るところです。ちゃんとぬいぐるみを連れて。

だけど、こうやってセリフや行動を本から学んでいくのですね・・・。もし独身のときにこの本を読んでいたら、きっと、「もう少しロージーにやさしくしてやればいいのに。」なんて思ったかもしれません。だけど、赤ちゃんの世話の合間に休みたいと思うのは、一日24時間休みもなくお世話したことがある人にしかわからないのではないでしょうか。
逆に私は主人の仕事の大変さもわかっていないのでしょう。娘のさみしい気持ちも汲んでやることができていないのでしょう。しかーし!そのさみしさは、弟がいるからこそ経験できたこと!兄弟がいて楽しいことはその10倍あるはず!今日はもう少し長く抱っこしていようかな。
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